茶道に必要な道具は、基本的なものから本格的なものまで様々です。初心者の方は、まず以下のような基本アイテムから揃えていくことをおすすめします:
- 扇子
- 正座する際の必需品
- 畳の上に置いて使用
- 白色か無地のシンプルなものを選ぶ
- 懐紙(かいし)
- お菓子を取る時や口を拭う時に使用
- 数枚を一組にして持参
- 清潔な白紙を使用
- 袱紗(ふくさ)
- 茶道具を拭いたり、茶碗を拭く際に使用
- 正絹製がおすすめ
- 初心者は濃い色の無地を選ぶ
- 扇子入れ
- 扇子や懐紙を収納
- 和装に合わせやすい無地や控えめな柄を選択
- 白足袋または白い靴下
- お稽古時の必須アイテム
- 清潔感が大切
初めは全ての道具を揃える必要はありません。多くの教室では基本的な道具の貸し出しもしていますので、まずは先生に相談してみることをおすすめします。慣れてきたら、好みや必要に応じて徐々に道具を揃えていけば良いでしょう。
また、最近では初心者向けの茶道具セットも販売されていますので、それを利用するのも一つの方法です。ただし、購入前に所属する教室や流派に適したものかどうかを確認することが大切です。
道具は茶道の学びを深める上で大切なパートナーとなります。一つ一つの道具の意味や使い方を理解しながら、自分の茶道の世界を広げていってください。
1.帛紗(ふくさ)
茶器や茶杓を清めるための布です。
男性はどの流派でも紫の袱紗を使用します。女性の場合、裏千家なら赤、それ以外の流派では朱色(オレンジ)を使用します。
可愛い刺繍が入っているものなどもありますが、使える場所が限られるのでまずは無地で正絹のオーソドックスなものを買いましょう。
2.扇子(せんす)
暑い時に仰いで使う扇子とは違い、茶道用の扇子は小ぶりなので注意しましょう。
また、茶道では基本的に扇子は閉じたまま挨拶の時などに使います。
ですが、開けた時に自分好みの絵柄だったり、季節ごとに変えたりすることで気分も上がるので、ぜひお好きな扇子を見つけてください。
私は夏と冬で使い分けています♪
3.懐紙(かいし)
お菓子を乗せたり、汚れを拭いたりするための紙です。男性用の懐紙は一回り大きいものを使います。
懐紙は茶道の時だけでなく、食事の際テーブルにこぼしたものや口元を拭きとったり、心づけを渡すときに懐紙に挟んでお札をむき出しにしないようにしたりと、大人の嗜みとしても普段から様々な用途に使えるので持っていて損はありませんね。
4.菓子切り楊枝(かしきりようじ)
練り切りなど一口で食べれないものを切ったり、お菓子を頂くときに使います。
ステンレス素材のものを用意しましょう。
可愛いケースと一緒に売っていたりするので、ケースつきのものを買うと良いと思います。
5.古帛紗(こぶくさ)
道具が直接畳や床に触れないよう茶器の下に敷いたり、点てたお茶を運ぶ時やお茶を頂くときなどに使用します。
色々な柄があるので、自分好みのものを見つけてください♪
6.懐紙入れ(かいしいれ)
これまでご紹介した道具を入れるための袋です。
こちらは古帛紗を折らずに入れられる大きいサイズの入れ物です。
古帛紗に変な折りジワがつかないので、長く続けるようでしたら大きい方をオススメします。
7.足袋(たび)、もしくは白い靴下
お茶席に入る際には必ず足袋か白い靴下に履き替えるのがマナーです。
足袋は履き方が分からない方もいらっしゃると思うので普通の白い靴下でも大丈夫ですが、上記の写真ような靴下タイプの足袋も売っているので、そちらを買ってもいいですね。
当日の服装は露出を少なくし、ロングスカートをオススメします。
参考になりましたでしょうか?
茶道教室へ行くためのキッカケになると嬉しいです♪