茶道体験で最初に手にするのが、抹茶碗です。ずっしりとした重さ、手のひらに馴染む温かさ——器ひとつに、日本の美意識が凝縮されています。
実は抹茶碗には様々な種類があり、産地や技法によってまったく異なる表情を持っています。
GreenTeaTokyoの体験では、私が実際に所有している茶碗をご覧いただきながら、ご覧それぞれの産地や特徴をご説明しています。
今回は、その中から4種類の茶碗をご紹介します。
黒楽茶碗(くろらくちゃわん)

楽茶碗の中でも最も格式が高いとされる茶碗です。
戦国時代、茶人・千利休が陶工の長次郎に作らせたことで知られ、「侘び・寂び」の美学をそのまま形にしたような存在です。
轆轤(ろくろ)を使わず手びねりで成形するため、形は意図的に少し歪んでいます。
深みのある黒釉は、抹茶の緑色を際立たせ、冬の茶会で特に好まれます。手のひらにすっぽりと収まる、温かみのある器です。
萩焼茶碗(はぎやきちゃわん)

山口県萩市を産地とする萩焼は、茶道三大産地のひとつに数えられます。
素朴で柔らかな風合いが特徴で、釉薬に細かいひび(貫入)が入ることで、使い込むほど茶が染み込み、色合いが少しずつ変化していきます。
この変化は「萩の七化け」と呼ばれ、長く使うほど育っていく器として茶人に愛されてきました。
GreenTeaTokyoの萩焼茶碗には和歌が書き付けられており、文字と器が一体となった趣を楽しんでいただけます。
京焼茶碗(きょうやきちゃわん)

京都を中心に作られる京焼(清水焼)は、上絵付けによる華やかさが特徴です。
竹・松・梅といった吉祥文様に金彩を加えた絵付けは、公家や茶人に古くから愛されてきた格調あるスタイルです。
轆轤成形で均整のとれた形に仕上げられており、季節の文様が茶会に彩りを添えます。外国のお客様にも、日本らしい美しさとして特に喜ばれる茶碗のひとつです。
三島手茶碗(みしまでちゃわん)

朝鮮半島由来の象嵌・印花技法を用いた茶碗で、全面に幾何学的な刻み文様が施されています。
青灰色の釉薬と赤土がむき出しになった高台の対比が印象的で、唐津焼・伊万里系の流れを汲む力強い器です。
GreenTeaTokyoが所有する三島手茶碗には作家「香雲」の銘が入っており、素朴でありながら存在感のある一碗です。
器を手に取って、体験してみてください
GreenTeaTokyoの体験では、こうした茶碗の実物を手に取りながら、それぞれの産地や技法についてご説明しています。
知識として知るだけでなく、実際に器の重さや肌触りを感じることで、お茶の時間がぐっと豊かになります。
東京都内での出張茶道体験、ホテルや企業イベントへの出張も承っております。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
GreenTeaTokyo






