2022年10月、日本の食文化にとって大きなニュースがありました。
和菓子の中でも特に格調高いとされる「菓銘をもつ生菓子(煉切・こなし)」が、文化庁の審査を経て、国の登録無形文化財に認定されたのです。
ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」に続き、和菓子という繊細な食文化が、国としての保護・継承の対象として正式に認められた瞬間でした。
「菓銘をもつ生菓子」とは?
煉切(ねりきり)やこなしは、白こし餡に薯蕷(じょうよ)や求肥などを加えて練り上げた生菓子です。
職人が手作業で四季の風物——桜、紅葉、雪——を小さな菓子の上に表現し、その菓子に「菓銘(かめい)」と呼ばれる詩的な名前をつけます。
召し上がる方は、口に入れる前からその名前を通じて、季節の移ろいを感じる。それが「菓銘をもつ生菓子」の醍醐味です。
茶道と和菓子の深い関係
茶道において、お菓子はただの「添えもの」ではありません。
抹茶をいただく前に供される和菓子は、口の中に甘みを広げ、抹茶の苦みを引き立てる大切な役割を担っています。また季節感を取り入れた菓銘が、その場の雰囲気をつくり出します。
茶道の世界では、菓子の選び方や銘のつけ方も、亭主のセンスと教養が問われる場面のひとつ。和菓子と抹茶は、切り離せない関係にあります。
GreenTeaTokyoの抹茶体験でも、和菓子をご用意しています
GreenTeaTokyoの出張抹茶体験では、お抹茶とともに和菓子をご用意しています。
参加者の方々に抹茶を点てていただく前に、まず和菓子をお召し上がりいただくことで、より本格的な茶道の流れを体感していただけます。
2022年に登録無形文化財となった和菓子の文化を、ぜひ抹茶体験を通じて身近に感じてみてください。
登録無形文化財とは
「登録無形文化財」は、2021年の文化財保護法改正によって新設された制度です。
従来の「重要無形文化財」(いわゆる「人間国宝」に関わる制度)よりも広く、生活に根ざした文化・技術を保護・継承することを目的としています。
現在までに登録されているのは、書道、伝統的酒造り、菓銘をもつ生菓子、京料理など、数少ない事例のみ。それだけ、今回の和菓子の認定は意義深いものといえます。
まとめ
和菓子は、職人の技と日本の四季、そして茶道の精神が交わる場所に生まれた文化です。
その文化が国によって正式に認められたこと、そして抹茶とともにその場で体験できることを、GreenTeaTokyoはとても大切に思っています。
ぜひ一度、和菓子と抹茶が織りなす日本文化の世界を、体験を通じて感じてみてください。






