私が本当に届けたいのは、抹茶の点て方や作法だけではありません。

茶道と出会い、「もっと知りたい」と思うきっかけです。

茶道は、「難しそう」「厳しそう」「自分には縁がない」と思われることが少なくありません。

もちろん、茶道には長い歴史があり、大切に受け継がれてきた作法や精神があります。

だからこそ、その本質はこれからも守り続けていきたいと考えています。

一方で、入口まで難しくしてしまうと、興味を持つことさえ難しくなってしまいます。

私は本格的な茶道教室の代わりではなく、その一歩手前の入口をつくる存在でありたいと考えています。

外国の方にも、日本の若い世代にも、

「抹茶って楽しい。」

「茶道って思っていたより面白い。」

「もっと知ってみたい。」

そう感じていただけたら、それだけで十分です。

その先で茶道教室へ通う方が増えたり、日本文化に興味を持つ方が増えたりしたら、それ以上に嬉しいことはありません。

茶道と出会い、好きになる方が一人でも増えること。
それが、私の願いです。

茶道が教えてくれたこと

茶道は、抹茶の点て方を学ぶだけの文化ではありません。

茶道を学ぶようになってから、日常の見え方が少しずつ変わり、何気ない毎日が以前より少し豊かになりました。

この楽しさを、一人でも多くの方に知っていただきたい。

例えば、初夏の心地よい風に「薫風(くんぷう)」という名前があることを知ったり、和菓子屋さんで季節のお菓子を見かけるたびに、「もうそんな季節なんだな」と感じるようになりました。

最初は「決まりごとが多い世界だな」と感じていた茶道も、学んでいくうちに「ちゃんと意味があったんだ」と気づく瞬間があります。

抹茶を点てるまでの一つひとつの動きには、美しさだけでなく、先人たちが積み重ねてきた知恵や工夫が、今も大切に受け継がれています。

そんな発見を重ねるうちに、何気ない日常が少しずつ豊かになっていく。

それが、私が茶道から教えてもらったことです。

だからGreenTeaTokyoでは、作法だけをお伝えするのではなく、
「茶道って楽しい。」「もっと知りたい。」
そんな気持ちが生まれる体験を、何より大切にしています。

GreenTeaTokyoが目指す未来

伝統とは、変えることではなく、守るべきものを守りながら、時代に合わせて伝え方を育てていくものだと考えています。

私は、茶道の本質を変えたいわけではありません。

変えたいのは、「茶道は難しそう」「自分には関係ない」という先入観です。